事務所ブログ更新しました。「事業承継」
朝倉市甘木の遺言・相続サポート 行政書士うめだ法務事務所です。
先日、福岡県行政書士会主催の研修会がありました。
内容としましては、「行政書士による事業承継」です。
事業承継??
事業承継とは、企業の財産(人・物・金・知的財産等)を引き継がせることをいいます。
この事業承継は、会社オーナーや自営業者に関係があるものです。
中小企業のオーナーが亡くなった場合に、その事業を後継者に引き継がせることです。
例えば、先代からある商店を引き継いでいるとします。
その店主が亡くなった場合に、その事業を廃業するという方もいます。
しかし、その商店を法人化(株式会社など)した上で、他の会社にM&A(合併・買収)させるという手段もあります。
負債を抱えている商店であれば、店主が亡くなったとき、その店主がかかえている債務(借金)は、相続人に承継されます。
例えば、
甲商店
店主 A
負債 1,000万円
Aには、妻Bと子C
Aの資産は800万円
Aが亡くなれば、負債は相続人に承継されるため、800万-1000万=-200万円
相続人の妻・子は200万円の借金を負います。
しかし、この甲商店を法人化し 甲商店株式会社 にします。
するとこの負債は、 甲商店株式会社 の負債になります。
この甲商店株式会社を 他の X株式会社に500万円で売却すれば、
Aの資産は1300万円です。
妻と子は、1300万円の財産を承継することができます。
*上記の例は、簡単に説明したものです。
このように、事業承継は、その事業に合ったふさわしい方法で承継させることです。
事業承継は、奥が深くて複雑ですが、事業者に対して適切にアドバイス・サポートができる行政書士になれるように勉強していこうと思います。
事務所ブログ
http://blog-umedajimusyo.umesouzoku.sub.jp